妙な不安に襲われる年末

12月に入りいよいよ、2021年が終わりを迎えようとしています。11月はホームページのアクセス数が減っていたのですが、12月に入ってから急にアクセス数が増えたので、少し理由を考えてみました。

年末が近くなると、今年1年どんな年だったのかを考え直す人が少なくありません。
良い年だったのか、悪い年だったのか、良い年だったと思える人は来年も良い年でありますようにと願い、悪い年だったと思う人は来年は良い年になりますようにと願います。

不安になると、何か不安が解消できるヒントが無いかと人に聞いてみたり、ネットであれこれ検索することがあると思います。そういった心理が働き、ホームページへのアクセス数が増えているのではないかと思います。

来年、日本経済はどうなのか?

そろそろ、各メディアが今年1年の経済を振り返り、来年1年どんな経済になるのかを予測しだすころです。ただ、今のままで行くと良い兆しは見えません。
2年間で雇用調整助成金の原資も枯渇し、来年、雇用保険料率は上がります。岸田総理は「財政より経済、経済よりコロナ対策」と所信表明で優先順位を鮮明にされましたが、企業がエンドレスでお金を借りられないのと同じように、エンドレスで国債を発行できるわけもないと思います。

コロナ前の水準まで景気が戻ると考えている方もおられるようですが、有識者の中ではコロナウイルスが無くなることはなく、コロナウイルスと共存しながら生活を送ることになる、そうなれば、コロナ前と同じようには戻らないと・・・

コロナウイルスが蔓延して以降、日本人に限らず人の生活スタイルは大きく変化しました。

人の生活スタイルが変化したということは、必然的にお金の使い方は変わっています。
例えば、今まで外食に使っていたお金が、DIYや家庭菜園に使うようになったり、旅行費用が別のぜいたく品などに使われたり、多かれ少なかれお金の使い方が変化した人も多いと思います。

企業が進めべき道とは?

正直なところ、「この道に進めば大丈夫!」という道はないと思います。そんな道があれば誰しもその道に進みたいですよね。

ただ一つ言えることは、「この道に進めば大丈夫!」と言う道を探し続けることで、何かしらの答えは見つかると思います。
勿論、すぐに見つかる保証はありません。しかし、探すことを諦めづに捜し続けていれば見つかると思います。

今、既に苦しい会社もあるでしょう。その逆で、今は苦しくない会社もあるでしょう。
大切なことは、この先どんな道が待っているのかを予測し、リスクをあぶり出し、リスクが顕在化した事を想定してどれだけ「今、動くか」と言う事ではないでしょうか。

正直なところ、2022年も日本経済は苦しいのではないかと考えています。この苦境を乗り越えるには、短期的な視点で物事を考えるのではなく、長期的な視点で物事を考え、前に進んで行くしかありません。

誰しも不安は感じる

年末になって不安を感じているのは自分だけではありません。沢山の人が来年どうなるのか、漠然とした不安を抱えています。

厳しいかもしれませんが、漠然とした不安を解消するには、漠然と不安を持つのではなく、不安が何かを明確にすることです。
不安が明確になれば、どうすれば良いのかという対策を考えることが出来ます。
不安を明確にせず漠然と持ち続けていると、いつまで経っても不安は解消さず、持ち続けることになります。

会社の事や事業の事で漠然と不安を抱え、落ち着かないと言う方は、是非、弊社にご連絡ください。
じっくりと思いや考えをお聞きし、一緒に不安を解消していきます。