倒産の予兆

コロナウイルスの影響により、多くの企業が首の皮一枚で繋がっているような状況です。

 

今までと同じように安心していては、取引先の倒産に巻き込まれ、自社の存続も危なくなってしまいます。

 

転ばぬ先の杖、取引先の状況を敏感に察知し、倒産に巻き込まれないように準備することが大切です。

 

 

 

小さな予兆をどれだけ早く見つけられるかがカギを握っています。

 

大したことはないと高を括っていると、ケガをしてしまいます。

 

倒産には、赤字倒産と黒字倒産がありますが、予兆は似ています。

  • 事務所や工場の修繕が放置されるようになってきた
  • 営業のノルマが上がってきた
  • 従業員の愚痴が聞こえてくるようになった
  • 茶菓子が出なくなった
  • 掃除をしているパートさんがいなくなった
  • 新商品の開発点数が減った
  • ライバル会社の業績が大幅に増えた
  • 特許トラブルが出ている
  • 外注先を突然、変えた
  • 右肩上がりで売り上げが、大幅に増えている
  • 大規模な設備投資をした
  • 夜遅くまで会社の電気がつくようになった

ここまでは初期段階

  • 責任者の不在が多くなってきた
  • 営業車の数が減っている
  • 運送業者の出入りが少なくなった
  • コストダウンやコストアップの要望が多くなった
  • 支払サイトや条件変更の要望が出てきた
  • 役員の顔を見る機会が減ってきた
  • 止まっている機械が増えた
  • 親族の役員を増やす
  • 外部から役員を招く
  • 役員の車のグレードが落ちた
  • 商品の価格が急に下がった
  • 3年連続赤字

ここまでは第二段階

  • 役員報酬が増えた
  • 役員の退職者が出てきた
  • 経理責任者が退職した
  • 銀行出身者が経理担当について
  • 有能な従業員が転職した
  • 支払遅延が発生した

これが最終段階

 

上記の兆候が見えたり、段階的にこのような状況になっている企業は、倒産が見えている可能性があります。

 

 

 

最終段階で気づいても時すでに遅し、どれだけ小さな変化に気づけるかが重要です。

 

本格的な企業調査をするのは難しいかもしれませんが、上記に挙げたような小さな変化には気づくことが出来るはずです。

 

小さな変化を見過ごすのではなく、小さな変化にもアンテナをはり、早い段階でプロにお願いしてみましょう。