銀行が助けてくれない時代

 

あなたは、誰にでもお金を貸せますか?

 

あなたは、どんな人にならお金を貸せますか?

 

 

 

一昔前は「借金も財産のうち」と、金融機関から借り入れ出来ることが、力を持っている企業として評価される時代がありました。

 

 

今もそう言える時代でしょうか。

 

「借金も財産のうち」と言われていた時代は、バブル期でお金が有り余っていたので、いくらでも使えというような風潮だったと思います。

 

人口は右肩上がりに増え、サービスや製品は作っても作っても売れる時代(大量生産・大量消費)です。

 

日本全体が好景気だったので、当然、銀行も貸し渋ることなくお金を貸すことが出来ました。

 

 

 

しかし、今の日本の景気はどうでしょうか。

 

昔のように作っても作っても売れる時代ですか?

 

右肩上がりに人口が増加していますか?

 

金融機関が蛇口を緩め、お金を貸してくれる時代はとうの昔に過ぎ去っています。

 

 

 

借金は借金以外のなにものでもなく、他人のお金なので全て利息を付けて返済しなければなりません。

 

2020年は無利子の融資を積極的に行っていたことから、売上が無い、手元資金が無い、利益が出ていない会社でもお金を貸してくれていました。

 

しかし、この背景には、何かあっても国が保証してくれるという安心材料が金融機関にはあったからです。

 

もう既に、コロナウイルス関連の融資の返済がスタートしているでしょう。そして、もう既に、その借金が返済できない企業も出てきています。

 

 

 

手元現金が借入限度額となっていいる今、どれだけの中小零細企業が金融機関からの融資を受けられるのでしょうか。