資金調達 Vol4

今回は、末期の状態に行う資金調達方法です。

 

金融機関からの借入も出来ない、現金化できる債券もないということは、相当酷い状況です。

 

この状況に陥ってからでは成すすべはなく、ただ、倒産を待つのみ。

 

この資金調達は、最低限守るべきものを守るために行うもので、ここからの再起は不可能に近いです。

 

そうならないためにも、出来ることから早急に取り組んでください。

 

 

 

末期の状態に行う資金調達はいたってシンプルです。

 

お金に出来る資材は、売れるだけ売る。

 

一般的に倒産した場合、弁護士が資材の調査を行い債権者に分配する流れになりますが、倒産手続きに入る前であれば自分たちで資材の処分をすることが出来ます。

 

処分する資材には、有価証券や土地、建物、車、機械などがあり、これらの処分を開始することで、周囲に会社が危ないという噂が広まる可能性が高く、倒産手続きに入る前に資材を処分するときは十分に検討が必要です。

 

ただ、弁護士が管財人として資材を処分しようとも、自分で処分しようとも周囲が混乱することは間違いありません。

 

だって、資材の処分は資金調達の最終手段で、末期の状態に行う資金調達方法だからです。

 

自分たちにとって守るべきものがなんなのかをしっかりと考えたうえで、資材の処分をすることが大切です。

 

 

 

末期の状態まで行くと、誰に相談していいのかわからず、只々、時間がだけが経過し焦りだけが募ります。

 

困った時は一人で抱えずに、弊社にご相談ください。勿論、秘密は厳守します。

 

末期の状態に陥った経営者の方からご相談をいただき、お手伝いをさせていただいたこともあります。

 

 

結果的に倒産に陥ったとしても、どのような最後を遂げるかで経営者の背負うものが変わってくるのではないでしょうか?