「チームワーク」青臭いなんて言わないで

高度経済成長の時、私はまだ子供でした。

リアルにその時の日本の企業を体験しているわけではないので、人から聞いた話や調べたことからしかお話は出来ませんが、昔の日本型組織にも良い所があったと感じています。

例えば、誰かがミスをした時、チームのみんなが一緒になって、残業をしてでもチームメンバーのミスを挽回しようとしたり、悩んでいる部下や後輩に対して、アフター5に誘い夜遅くまで話を聞いたり、数字を取るために必死になって夜遅くまで仕事をしたり、私はこういう昔の日本型組織が好きです。

色々とやり方に問題はあったと思いますが、一つの目標に向かってそれぞれが切磋琢磨し、結果を出すために一生懸命に仕事ができるチームであったのだと思います。

時代が変われば、法律が変わるのも当然、働き方が変わるのも当然、しかし、良い所まで変わる必要はないのではないでしょうか。

何故、この良い所まで変わってしまわなければならなかったのか。

私が考える理由の一つが、余裕がなくなったこと

バブルが崩壊し、多くの企業は倒産、多くの人が職や資産を失う、そんな最悪な状況で今を生きることに精一杯、余裕がなくなるのは当然のことだと思います。

もう一つの理由が、不景気の状態が当たり前になったこと

バブル崩壊の後、会社を維持するために、無駄な経費は切り詰め、下請けへの値下げ要求、給料の減額、サービス残業の要求など、不景気が続けば続くだけ、これらの締め付けは更に厳しくなり、余裕の無さに拍車をかけたと思います。

青臭いチームワークが根底にあった日本の好景気

世の中にスーパーマンみたいになんでもできる人がいるわけもなく、どれだけ有名な経営者にも不得意な部分があり、その部分は側近の部下が補っています。

一人の力には限界があり一人で立ち向かうより、違う個性を持った人が集まり、それぞれの得意なところを活かし、弱いところは他の人に補ってもう、そんなチームワークの方が今よりも良い結果が出ると思いませんか?

元々、農耕民族だった日本人、集団で田畑を耕し、集団の中で個々の得意分野を活かし、助け合うことをしていた、個人プレイよりもチームプレイの方が得意なのだと思います。

過去を振り返るとこのチームワークが日本の経済が成長する根底にあったのではないかと考えています

チームワークのある会社が生き残る

お客様から事業の立て直し、課題や問題の解決といったご依頼を受けた時、まず初めにするのが、従業員に対するヒアリングです。

社長や役員の話をお聞きした段階で、悩みを生み出している根本的な要因が見えています。しかし、社長や役員など一部の人からお聞きした内容からの推測なので、確証はありません。この確証を得るために一番効果的なのが、従業員からのヒアリングです。

売上が悪い・利益率が悪い・資金繰りが悪いというのは、表面上の結果にしかすぎず、これらの原因は必ずと言っていいほど組織にあります。

従業員からヒアリングを行い、弱い理由がどこにあるのか、どこで機能不全を起こしているのか、どの部分で情報の滞りが起こっているのか、それらの原因は何なのかを見つけ出し、「結果が出せる・原因を見つけられる・改善できる」組織を作ることで、経営者の抱える多くの悩みは改善されています。

「結果が出せる・原因を見つけられる・改善できる」組織というのは、個々の強みを活かし、弱みを他者で補い、切磋琢磨し結果を出すために一生懸命に仕事ができるチームです。

青臭いと思われるかもしれませんが、自社のチームワークについて考えてみてください。

このブログがそんなきっかけになれば幸いです。