小さな小さなM&A

最近よくM&Aという言葉を見たり聞いたりすることが増えたではないでしょうか。

M&Aとは合併(Mergers)と買収(Acquisitions)の略語です。

2つ以上の会社が一つになったり(合併)、他の会社を買ったり(買収)することです。

 

M&Aはそれなりの規模の会社同士がするもので、小さな会社や個人事業主には関係ないと思われている方も多いようですが、
実は、小さな会社や個人事業主でもM&Aをすることは可能で、私たちは小さな会社や個人事業主こそM&Aを活用するべきだと考えています。

 

例えば

  • 高齢になり廃業を考えているが従業員の働く場所は用意したい
  • 固定客は付いているが、体力的にこれ以上、続けていくことができない
  • 個人保証をしているが、そろそろしんどくなってきた
  • 業績も少しづつ良くなっているが、もう少し売上を伸ばしたい
  • 今の事業が安定期に入ってきているので、何か別の事業がしたい
  • 他の場所でも同じ事業をしてみたい

会社や事業を辞める時、従業員への説明や取引先への説明、金融機関への説明など、沢山の関係者に事情を説明し、関係者の方に迷惑をかけないように動いていかなければなりません。

新しく事業を始める時、新たな借入、従業員の採用、営業活動など下準備が必要になってきます。

これらがハードルとなり、なかなか会社や事業を辞められない、新しい事ができないと悩んでおられる方も多くいらっしゃいます。

 

そんな時に活用できるのが小さな小さなM&Aです。

規模の小さいもの同士で会社や事業の譲受や譲渡を行い、互いのコストやリスクを最小限に抑えることができます。

小さな小さなM&Aには業種や規模の制限はなく、どなたでもすることができます。

 

原材料費や人件費、輸送コストなどの高騰により、よい製品やサービスを提供しているのに廃業せざるを得ないところは沢山あります。

小さな小さなM&Aを活用すれば、創業や廃業のリスクやコストを低減することができます。

会社や事業の価値は見る人が違えば変わってきます。

 

 

「自分の会社や事業を買ってくれる人なんているわけがないと」決めつけず、M&Aは大手企業のやることで自分達には関係ないと決めつけず、一つの選択肢として持っておかれることをお勧めします。